自殺研究その一 子供の自殺は通院投薬で防げ、精神疾患の見てくれ悪さを気にしていると死に至る

 

緒言

 この研究の目的は、子供の自殺の原因(心体的自殺原因)は明らかにできないということを証明することである。心体的原因であるから医者によって子供自殺を防ぐことができる原因のことである。医者は薬を使い、また、相談によって自殺を防ぐことができる。心体的原因の例として、朝日新聞2026326日朝刊に載った子供自殺記事の中では「うつ病」が一つのみ挙げられている。「オーバードース」も挙げられていたがオーバードースによってなぜ子供の自殺にいたるのか不明であるから、今は例として「うつ病」のみを挙げる。子供の自殺を素人が研究として取り上げるのは、「研究成果が論文の数として数編に限られる分野を取り上げると目覚ましい成果につながりやすい。全く論文のない分野は成果を上げるのはほぼ不可能で、論文数があまたある分野は独自性を出すのが難しいという鉄則がある」に従うからである。加えて、子供自殺数は増え続けていて、ことが重大であるにもかかわらず解決できないという事実があるからである。

 「自殺を防止する薬は何か」とAI検索ソフトに問うと、MS Edgeでは「薬はある。主成分名と効果を示す。医者へ行け」と出る。Google Chromeでは命を救う団体の電話番号のみ出る。すぐ手に入れられない理由が何かあるらしい。私の経験では皆使っている。皆やがては死ぬ。自分の死を目の前に見せられると大変な恐怖だ。人生の経験者は恰好構わず医者へ行き、相談を受けた後に薬をもらい、楽しい気分に変える。子供が自殺したくなるほど死の苦しみを味わっているときに、親はまだ若く、「恰好構わず」とはなれない。精神疾患が家族から出るのを認められない。すぐ医者へ連れて行くとならない。AIが回答を保留するのもそこに原因があるらしい。その薬、いい薬です。研究であるから事実のみに基づく。

中央構造線愛好家

加藤 覚

20263月 茅野市豊平にて

 

理論

 原理「子供の自殺の原因は明らかにすることができないを立証する。

 

方法

 AI検索ソフト(Google ChromeMS Edge)に質問「子供の自殺の原因のうち心体的原因はなにか」と尋ねて、現れた出典(論文や記事、意見など)のすべてを調べ、心体的原因は一つも書かれていないことを明らかにする。

 

結果

2026326日に問うた上記の質問に対してMS Edgeから以下のAからGの回答があった。約10700件の結果とある。それぞれに対する出典と抜粋を記す。Google Chromeに問うた結果も加える。最後に結果をまとめ、結論において理論にある原理は立証されて定理になることを示す。
A) 心体的原因(MS Edgeの返答)

「うつ病」のみ挙げられている。自殺原因となるうつ病の要因として以下が挙げられている。

a)    不安(自殺の危険性を高める要因)

b)    学業不振(自殺の背景となる)

c)     進路の悩み(喪失体験はうつ病を経ずに自殺の原因になる)

d)    家庭環境(重要な危険因子)

c)の喪失体験はうつ病とは異なる心体的自殺原因になると取れるが、前段の総括には挙げられていない。本研究ではAI検索ソフトの推論を信用しない。AIがひろいあげてきた以下の実出典(研究報告)のみ解析の対象とする。

B) こどもの自殺の多角的な要因分析に関する 調査研究報告書

 (1)警察庁の自殺統計原票データ、(2)消防庁の救急搬 送のデータ、(3)学校や教育委員会、地方公共団体等が保有する自殺に関する統計を扱っているが、いずれもデータ不足で自殺要因を特定していないと記されている。

C) 令和6年度こども家庭庁補助事業「こどもの自殺の多角的な要因分析に関する調査研究」報告書を公表

 5つのテーマを設定している。しかし、子供自殺の心体的原因は挙げられていない。MS Edgeはこの報告書を他にも重複して提示している。

D) 子供の自殺等の実態分析

子供自殺の心体的原因に関して「子供の自殺予防につながったと思われる例は少なくない。具体的に挙げられていた精神科診断名として統合失調症,摂食障害,うつ病など」と記している。通院投薬によって子供自殺を防いだ実例があることを示している。しかし、この報告書は心体的原因を明示していない。亡くなった人は通院した後に亡くなったのではなく、通院せずに亡くなったので原因を明らかにできないと解する。

E) 小児と青年における自殺行動

 うつ病のある子は自殺することがあると最初に述べている。うつ病であっても自殺しない子はいることを意味している。すなわち、この報告書は子供自殺の心体的原因を明示していない。

F) 若者の自殺をめぐる状況

 状況が書かれている。大学生の自殺を主に扱っている。

G) 子供の自殺はなぜ増えているのか

 子供の自殺につながる要因が挙げられている。心体的原因は明示されていない。

MS Edgeが提示した出典の総括: B)からG)を総括すると、「子供の自殺の原因のうち心体的原因はなにか」という問いにMS Edgeが選んだ出典には原因は明示されていない。

 

 Google Chrome「子供の自殺の原因のうち心体的原因はなにか」と問うて提示された候補を以下に示す。タイトルと概要を記す。

H) AIによる概要

 心体的原因には「精神疾患、病気の悩み、そして容姿や身体的な特徴に対するコンプレックス」などが含まれるとある。具体的な心体的原因として以下が挙げられている。

1.     精神疾患(こころの病気)

2.     身体の疾患と悩み

3.     発達障害等に伴う生きづらさ

1, 2については根拠となる出典が示されている。しかし、3については出典が示されていない。本研究はAIの推論を信用しない。Google Chromeが挙げている以下の出典の中に明示されている心体的原因をひろいあげる。

I)日本の子供の自殺の現状と世界の比較

 自殺統計が示されている。子供自殺の心体的原因は示されていない。

J)子供の自殺などの実態分析

 D)と同一出典である。

K) 子供の自殺はなぜ増えているのか

 G)と同一出典である。

L) こどもの自殺の多角的な要因分析に関する 調査研究報告書

 B)と同一である。

M)子どもの自殺の動向と対策

 自殺の原因・動機と手段の欄がある。子供自殺の心体的原因は示されていない。

N)学生・生徒の自殺の分析

 自殺統計が示されている。子供自殺の心体的原因は示されていない。

O) 令和6年度こどもの自殺の多角的な要因分析に関する調査研究について

 B)と同一である。

P)子どもの自殺過去最多 目立つ「学校原因」、異変察知急ぐ

 自殺統計と要因・対策が記されている。子供自殺の心体的原因は示されていない

Q)なぜ子どもは自殺するのか その実態とエビデンスに基づく予防戦略

 子どもの自殺の実態,自殺の心理,自殺企図者への対応,心の病と自殺との関係,および自殺予防に関するエビデンスについて論じている。Webデータには子供自殺の心体的原因の記述は見当たらない。

Google Chromeが提示した出典の総括: I)からQ)を総括すると、「子供の自殺の原因のうち心体的原因はなにか」という問いに対してGoogle Chromeが選んだ出典には原因は明示されていない。

 

結論

AI検索ソフト、MS EdgeGoogle Chrome、に「子供の自殺の原因のうち心体的原因はなにか」と問うて提示された出典に現われた心体的原因を調べたところ、心体的原因は一つも明示されていなかった。よって、原理「子供の自殺の原因は明らかにすることができない」は立証された。D)の解釈を本研究が行って得た結果、すなわち、通院せずに亡くなっているので原因は統計に表れない、ということであると予想する。「精神疾患が家族から出るのを認められない」という意識を変えることが子供自殺を減少させる早道であると予想する。